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【ちょっと早いひやおろし。加賀の菊酒、石川県白山市の銘醸蔵!】菊姫 山廃純米無濾過呑切原酒 720ml

¥ 1,944 税込

商品コード: 45623602

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 ■ 商品説明 ■










石川県白山市 菊姫合資会社

 

新酒を仕込んで火入れ・熟成をして半年ほど経つ夏頃、酒蔵では“呑み切り”という行事を行います。

熟成が順調に進んでいるかを確認する作業です。

この時期には新酒特有の香り「こうじばな」が消えはじめるため、熟成の度合いを見極めるポイントとなります。



山廃仕込み、火入れは1回の生詰酒ですので、大概の蔵元では9月になってから発売される“ひやおろし”よりもちょっと若い、でも山廃純米の力強さは十分に感じられるこの時期ならではの味わいです。



原材料はもちろんいつもの吉川町の最高の山田錦。

お米の旨味を最大限に活かし、ズッシリとしたボディが味わえるお酒です。

アルコール度数は19%〜20%ありますので、ちょっとキツイと感じる方はロックで飲んでもいいと思います。



<蔵元のコメント>

搾ったばかりの頃と比べて、味わいに荒々しさがなくなり、山廃仕込らしいどっしりとした甘・旨味を感じます。

この豊かな味わいは口中でだれることなく、酸味がしっかりと支えて後口の長い余韻へと続きます。

香りには練乳やミルクキャンディーを思わせる甘い香りがまだ残りますが、この味と香りのデリケートなバランスこそがこの時期ならではの面白さではないでしょうか。

搾りたての味わいや熟成後の味わいに思いを馳せながらこの呑切原酒をお楽しみいただけたらと思います。





妥協を排し、手本なき究極を求めて。



 菊姫は酒造りを子育てと同じように考えています。愛情を注ぎ、慈しみ育ててこそ、納得がいく酒が造れると考えています。



そのための必要条件とは最上質の原料米の吟味、買い付け、そして蔵の設備などです。十分条件とは杜氏以下、蔵人の高い技術とチームワークです。そして、その中心にあるのは本物の旨い酒を毎年造り続けたいという情熱です。




日本酒は一千年を超える試行錯誤の歴史を経て、世界で類のない独創的でかつ、合理的な醸造法を確立してきました。この先人達が築き上げた技術と精神を基本としながら、新しい技術を積極的に導入してきた菊姫の酒造り。



こだわり過ぎるという方もおられるかもしれません。しかし、一の妥協がすべての妥協に連なる危険性を孕んでいます。元もと「日本酒は無形文化財である」と菊姫は思っています。だからこそ、これからも時代に流されることなく、極上のこだわりを持ち、限界のない酒造りへの挑戦を続けてまいります。



菊姫はほんのり薄化粧



これからは、ちょっと色にもご注目




現在では無色透明な日本酒が普通となり、これが当たり前のようになっています。しかし、ビールやワインに色がもし無かったらと想像してみてください。何と味気無いことでしょうか。しかし、技術的にそうすることは簡単なことです。活性炭による、ろ過を行えばよいのです。



このようなことが日本酒の世界では常識として行われており、水と区別のつかないような厚化粧の酒が氾濫しています。通称、色抜きと呼ばれているこの工程で最も問題なのは、同時に日本酒独特の香りや旨みの成分も抜かれてしまうことにあります。



菊姫では、あくまで酒は生き物であると考えています。ですから味も色も本来持っているものを生かし、皆様に味わっていただきたいのです。見た目だけがいい酒より、すべてのバランスがとれている酒が旨い酒だと確信しています。



加賀の菊酒



日本三名山のひとつに数えられている「霊峰白山」。この山麓に住む私たちの生活は、この山によってはぐくまれてきた。

白山に源を発し、雪に濯がれた冷たく清らかな水。手取川をはじめとするこの地下水脈が、私たちと白山をつなぐ命水である。日本一の銘酒といわれた「加賀の菊酒」こそ、この命水の結晶だったのである。



「天下の美酒」。「まぼろしの銘酒」などの讃辞をうけた加賀の菊酒には、実際、わからないことが多い。
「周遊奇談」に「金沢城下より四里はなれてつるぎという町あり。加賀国一の宮として白山の社あり。ここに米屋といへる酒店にて作る名酒を菊酒と呼ぶなり、菊酒の名はこの町に一河の流れありて是れを白山川ともいふ。この川水をもって造れる故にかく菊酒と呼ぶなり」と記している。菊酒を白山川、すなわち手取川の水でつくるものとし、その産地を「鶴来」としている。



又、「北国巡杖記」には「この川水(浅野川)に菊の滴り流れこみて、菊の水なるとして、金沢の酒家に汲み運び普く是れにて酒を製すれば盃にうけてる酒の滴りのこりて、菊の紋あざやかに残れば、さては薬の菊の水なりとて、人々菊酒と称し、国産の随一とはなり待りぬ 」と「金沢」を産地とする説もある。



ところで、富田景周の「加賀菊酒考」は、白山の菊潤を水源とする手取川の水でつくること、白山比〓神社の祭神菊理媛、阿菊の伝承のあることをあげる鶴来説、また犀川の上流に菊が嶽があり、菊水川などと呼んでいることをあげる金沢説を併記し、「菊酒の説、鶴来金沢の酒肆にわたり一定の論なきに肖るといへども、これを要するに、菊酒は加賀闔国の酒の美称なり」という。



このように加賀の菊酒の産地は、江戸時代以来、鶴来・加賀全体という三節があり、現在に至っているようである。数百年にわたるこの論争をここで一挙に解決することはできないが、わたしは、加賀の菊酒の発生とその継承の地に鶴来におくのが妥当のように思う。



「加賀の菊酒」の名称が初めて文献にでてくるのは、京都山科に住む公卿山科言継の日記である。
「言継卿記」大永七年(一五二七年)四月十九日条に「阿佛坊菊酒皆々に可申候由候、皆々申候、人數甘露路父子・中御門父子・四條父子・柳原・老父・予・氏直・資直卿・阿佛坊・同弟平等坊等也、一ツ二ツ、皆々参候、其後蔦にて酒あり」と記され、白山本宮長吏の阿佛坊が京の公卿たちに菊酒をもたらしたことが知られるのである。



これ以前より鶴来は越前・京都などへの主要街道に在り、白山七社の中心地としてひらけていた。しかし金沢はこの後二十年後の天文十五年(一五四六年)金沢御坊の完成によって発展することになる。だから、この時期での「菊酒」の産地を金沢におくことは無理で、鶴来と考えるのが自然と思える。この前後にも菊酒は一度ならず京にもたらされ、美酒の名を高めたに相違ない。



推測の域をでないが、「菊酒」の名称も外部から与えられたものではないだろうか。もともと「菊酒」は九月九日、重陽の宴で飲まれる酒で厄除けの効力があるとして珍重された酒である。



その後一向一揆の進展と崩壊、前田利家の入城、加賀藩の成立と発展という歴史の展開にそって、金沢は加賀最大の都市に成長した。かつて阿佛坊が京にもたらした菊酒は、金沢でできた酒とともにおそらく現在の金石から海路で京へ運ばれたのであろうから、菊酒の名は、ひとり鶴来の銘酒を超えて加賀の銘酒の意として用いられるようになったのであろう。



「太閤記」が伝える豊臣秀吉の催しだという醍醐の花見に登場する名酒「加賀の菊酒」はいずれの産かは不明である。しかし、江戸時代加賀の菊酒は加賀藩の中心で、しかも北陸第一の都市である金沢と結びついて、他国の人々に迎えられたであろうことは想像に難くない。ここに、金沢が菊酒の産地とする考えがでてくるのだが、それもやはり他国からみて外から与えられた名称なのであろう。



ところで、今の時代も、そうであるように、ひとたび有名になると内容が異なり、味も落ちる。酒とて一酒肆の独占製造ではない。その中には品質の粗悪なものもあったに違いない。 やがて天下の銘酒であった「菊酒」の名も後退していった。だが、この時「加賀菊酒」の伝統は、その発生の地「鶴来」にうけつがれていったようである。



貝原益軒が晩年の著「扶桑記勝」で「加州剱は金沢より三里、白山より下る川あり、手取川と云。大河也。その水にて酒を作る。雪水にてつくる。甚好酒。色すめり。或者天下をめぐりて酒の高下を試む。此酒を以、天下第一とす。加賀の菊酒はその色黄なり。剱酒にはおとる」と報告していることは、それを最も端的に述べているといえよう。しかも、剱酒は「すめり」、菊酒は「色黄なり」というとき、この菊酒の質は粗悪と考えられたといえよう、なぜなら、室町時代以来いかに良質の「すみざけ」をつくるかが「酒つくり」の一番苦心した点であったからである。そのような点で鶴来は、白山からの水(川のみにあらず)と従来からの酒造りの技術に対して誇っても良いのではないだろうか。



まぼろしの銘酒のふるさと − これは鶴来しかないといえよう。



「白山」によってつくられた美酒が、その山をまつる下白山即ち今の白山比=神社の長吏によって京に伝えられ「菊酒」の名をうけ、よい酒を醸しつづけた。こうした伝統こそ私たちが大事にすべきことであろう。



ちなみに、わたしのところの「菊姫」はその伝統を今に伝えるため、「菊酒」、「菊理媛」(白山比=神社御祭神)にあやかり命名されたと伝えられている。

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